中古物件を探すときは築15年の物件がお宝物件な理由

中古物件の購入を視野に入れている人も多いのではないでしょうか。買うなら失敗しない住宅選びをしたいものですが、何を基準に考えていいのか迷っている人のために解説をします。

なぜ中古物件?

なぜ築15年の物件がいいかというと、住宅ローン減税が利用できることに加え、コストパフォーマンスがいいからです。私が実際に3年前に築15年の中古住宅を購入した経験では減税も受けて購入価格にも納得のいく購入ができているからです。

購入価格がどの程度のものかを結果からお伝えしますと、私は15年後に56%も値下がりしている物件を購入しています。購入物件価格の例として新築時5000万円(土地、建物、外構含む)ほどのものが2200万円(住宅ローン減税含まない)位いの金額で買うことができるということです。
※新築住宅購入金額は明細が保管してあり確認済み
ここまで話を聞いて、「まあ、そんなもんなんじゃない。」と思った方もいるかもしれません。
ですが、ここでは中古住宅の購入時に役立つ一つの側面について話をしていきたいと思います。例えば30歳で家を購入したとして90歳まで生きる計算をしたとします。60年間住む家支払う金額と築15年間に支払う金額の差はむしろ築15年間のほうが価値が高くなってしまっています。
このように、中古物件を選ぶ際はどのように考えたほうが得なのか?築15年の物件がなぜおすすめなのか?をわかりやすく解説していきます。

では、あなたが今から話す中古物件を買ったとして想像してみてください。

国によって定められている建物の耐用年数は、木造戸建て住宅は22年、鉄筋コンクリートなどのマンションは47年となっています。売却する建物の価値査定という点では、築25年以上の戸建ては価値がゼロの「古家」として扱われます。ですが、耐用年数を過ぎたらすぐに住めなくなるわけではないので実際には価値があるわけですが、査定金額には反映されにくいものになってます。
金額の例(金利は考えない)を挙げると、土地代が1500万円で家本体が2500万円の合計4000万円の物件があったとします。その物件が15年後売りに出ているとして、土地の価格が同じ1500万円だったとします。その物件の中古住宅の販売価格は2000万円程度が妥当と感じます。(土地柄で金額はかわります)
そうなると、15年間住んで手放したオーナーは15年間で2000万円を払った計算になります。2000万円を180か月(15年)で割ると月々支払う金額は111111円です。その築15年の物件に30歳で購入して住み始めたとして90歳まで住むと仮定します。その場合は2000万円を720か月(60年)で月々27777円になります。4000万円で新築を購入した場合だと900か月(75年)で月々44444円となりますので、大きな差が出ています。
また、中古物件の場合だと比較的便利な立地の物件が見つかったりします。交通インフラが整っている物件や今後発展が望めそうな土地であれば、先ほどの築15年の2000万円の土地が75年後に1500万円で売れたとすると家本体の価値は2500万円で新築で建てられたものなのに500万円で手に入れることになります。

ここまで話をしてなんとなく想像ができる追いついてくる方は、この話に興味がある方だと思います。そうでない方は、そもそも家に対して求めている考え方が違う方だと思います。
ここで私が伝えたかったことは、家にかける将来のコストとしてそれは妥当であるかを考えてほしかったからです。またまた、例として「4000万円で買った家を15年住まわせてくれたら2000万円上げるよ。」って言われたら、お金が余っている人は最初から住みたいと思うかもしれませんが、金銭的余裕がない人は「2000万円はらってもらえるならいいですよ。」って人が一定数いると思います。

まとめ

そんな物件あるの?って考える方も多いと思いますが「はっきり言ってあります。」私の実例では3年前に56%値下がりした築15年の物件が買えています。時間をかけて新築物件や中古物件についてのリサーチや情報を集めているうちに相場や考えからが身についてきますから、この話をきっかけに損をしない家選びをしていただけたらと思います。

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