気になる安い中古物件を見つけたんだけど、気が付いたらどうやら売れてしまったみたい。あれを買う人ってどんな状況なのかな?
こんな疑問にお答えします。
私はマイホーム購入で中古物件を購入しました。購入には2年ほどの時間をかけて物件探しと購入の際の知識を身に着けながら物件探しをして築15年の物件を新築価格から56%程安い価格で購入しています。これは単純にそういった物件ばかりがあるのではなく、購入参考書がしわしわになるほど読み込んで物件を購入しています。住宅購入を検討している方には参考になる情報があると思うので参考にしてみてください。
狙っていた激安中古住宅が売れてしまった理由について
中古住宅を探す価値
中古物件で安い物件はたくさんあります。なるべく予算を抑えたいのであれば要チェックです。なぜかというと掘り出し物件があるからです。
ですが、安い物件にはそれなりの理由があるのも確かです。ですが、安いから悪いものばかりというわけではありません。予算を抑えて中古物件を探したい方は知識をつけることで予算相場に応じた物件は時間をかけることで見つけることができます。
主に売主が不動産業者を通して仲介依頼をしている場合は売却価格は依頼主が決めています。不動産業者はアドバイスはできますが、個人の持ち物は自分で売値を決めるので、思ってもいない価格設定になっている場合はあるのです。
私は3年前に中古住宅を購入しました。その時に激安物件も候補にいれて現地案内もしてますが、そんな物件が実際に売れているのを確認しています。もう一度言いますが、買っている人はいるんです。
なぜ売れているかがわかりませんよね?私も初めはそうでしたが、「その物件を買うことが私にとっていい選択」と判断されている理由について考えていきます。
激安物件でも選択肢に入れることで中古物件購入の選択肢と幅が広がる。
自分の目で確かめることと、情報や知識を集めることは選択肢の判断に大きく影響します。
中古物件を買うことで最初に考える必要があることは、簡単に言うと2つあって
- ①今後の収入から住居にどれだけの出費ができるのか?
- ②その出費から買える物件はどの範囲なのか?
です。
この2つで考えた金額から予算を落とせば生活にゆとりが生まれるし、住居にこだわりたければ予算一杯まで考える判断ができます。ですが、激安物件の選択肢があることでその考えに幅を持つことができます。
家を買うということは不動産投資をしているようなものです。判断材料があると、自分の判断で基準を設定することができることになります。
自分の判断で選択肢を持てるということは今後の人生の選択でも経験が役立つということです。
ですが、「そんなことまで考えられない。」と言いたくなる気持ちになる人もいるでしょう。ですが、自分の資産は自分で守らないと大きな搾取を受ける可能性があるのです。
自分で判断ができていない場合はどうなるのでしょうか?不動産屋に行ってどんな希望があるかを伝えて最終的には自分で判断をしているように見せかけて、選べる選択範囲は不動産業者が決めるので、思ってもいない結果になる危険性があることを考えておきましょう。
繰り返しになりますが、情報を集めて資産を買うということは、情報収集や判断を自分行って資産を守るということにつながります。
中古物件は年々増えているのでお宝物件が埋もれている可能性がある。
では本題に戻って、私の過去に経験した激安物件購入検討事例を簡単に2つ上げます。
- ケース①
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地方物件で駅とショッピングモールが徒歩10以内の物件で築35年の2階建の物件、家の前は急な坂で一夫通行、駐車スペースは一台だが拡張工事で軽自動車一台は停めるスペースを確保できる物件。家の中はフローリングは著しい不具合はないが浮いている部分があるの。壁は砂壁で古い印象。屋根に雨漏り跡が1か所あるが、腐食はそれほどない。床下の換気はよくシロアリやカビの発生はない。水周りは改修工事している。風呂やキッチンは古いが使える。物件価格は450万円。
- ケース②
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駅とスーパーまで徒歩10分以内で築32年の2階建ての物件、家の前は車2台が何とか離合できる幅、敷地は広く、門柱も撤去して駐車スペースを作ると車5台は駐車可能。家の中には入ることはできなかったが、室内に大きな痛みはないと不動産業業者から話がある。耐震補強工事の対象物件。
私が調べた補足として耐震基準に問題があるので自治体の耐震補強の補助金対象で壁はその際に一緒に工事すると安くリフォームができる。床は畳は交換するほうが容易で、フローリング部分は根太があるのでフローリング交換はそれほど難しくない。自分で調べて少しの工具をそろえることで素人でも始末よく改修は可能(下調べと交換作業は時間がかかるので覚悟が必要)。
といった物件。
ケース①の物件は1年ほどは売れていませんでした。それ以降に不動産業者のサイトに掲載がなかったので「売れったんだな。」と思っていましたが、半年後に1280万でリフォームされて販売されていました。大きな不動産業者が買い取ってリフォーム後に販売されていました。
キッチンと浴室とトイレ、壁はサイトで確認したらきれいにリフォームされていました。ですが、830万も値段があがっていたのです。悪徳業者でなければリフォーム代はそんなにかかりません。要は見た目がきれいになれば買ってもいいと判断できる物件に化けたということです。
ケース②では室内には入れませんでしたが、敷地と家はケース①と比べて広い。作業小屋がありまだ使えそう。家の大きさは38坪程度でケース①の家より3坪ほど大きい。静かな地域で子育てにも適している。値段は760万円でしたが、こちらの物件も視察してから2か月後には売れていました。
ケース①もケース②も思ったすぐに売れていると感じました。そう思うのも中途半端に値段が妥当な物件は競争力もそこまでないので魅力ある物件で値段が相場より安いと感じる物件は売れていましたが、安い物件もそれと変わらずに注目を集めているように感じています。中古物件を買うということは新築物件を買うよりも考えなくてはならないことが多くなります。その判断の結果、妥協点をつけて納得のいく買い物をしている人がいるということです。
その人たちはたまたまいい物件に当たっただけじゃない?と思う方もいるかもしれませんが、そうかもしれません。ですが、自分で判断できないと選べないのは事実です。
情報や知識をつけることでいい物件を選ぶ結果につながっていると思います。
まとめ
激安物件でも購入している人もいるし、うま味があると感じれば不動産のプロでも価値を変えて販売をしています。見た目が汚いとか古いとかがトレンドであれば世間的に価値は増すでしょう。トレンドに合わせて販売されて価値を変えれば買い手も見つかるし、それを理解すればトレンドを無視して価値を見出すこともできるのではないでしょうか。
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